新型コロナウイルスに感染し、療養期間があけて3週間以上経っても倦怠感や咳、のどの違和感などの症状が続くことをコロナ後遺症(Long-COVID)といい、ニュース等でも報道されています。横浜市内で診療を続ける当院へもそのような新型コロナウイルス後遺症と考えられる患者さんが受診いただいています。
新型コロナ後遺症については原因や治療法が確立されておらず、現状は症状に対しての対処療法となります。お困りの症状に対して耳鼻咽喉科のアプローチから加療を行い、場合によってはビタミン剤や漢方薬の処方も併用しながら回復に努めます。
このような症状ご相談ください
- 倦怠感、疲労感
- 喉の違和感、咳
- 鼻詰まり
- 頭痛
- 微熱
- 集中力の低下
- めまい
- 耳鳴り
- 嗅覚障害
- 味覚障害
当院での治療
漢方薬治療
なかなか改善しない症状に対しては漢方薬が効果を発揮することがあります。即効性があるわけではないですが、症状に合わせて処方をします、ご自身にあったお薬を一緒に探しましょう。
ビタミン剤等医療用サプリ
味覚障害や血液検査の結果亜鉛が少ない場合は亜鉛の処方を行います。その他場合によってビタミン剤などご案内することもあります。
副鼻腔炎の治療
風邪をひいた後に副鼻腔炎になるケースがありますが、新型コロナ感染後に副鼻腔炎になり、その影響で鼻づまりや咳が続くことがあります。そのためファイバースコープで鼻の奥を直接確認することもあります。副鼻腔炎の場合は抗生剤などを処方いたします。